【感想・考察】クセになるMV!『伊達サンバ』が示すいぎなり東北産の”これから”

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前置き

いぎなり東北産のMVが公開された。

タイトルは『伊達サンバ

独特な雰囲気を放つ映像にラテン系のノリのいい楽曲がクセになるMVだった。

しかし、この曲をMVに選んだのには少し疑問があった。

いぎなり東北産のそれまで公式MVは『BUBBLE POPPIN』の1曲のみ。

いぎなり東北産『BUBBLE POPPIN』 MV
いぎなり東北産『BUBBLE POPPIN』 MV

新規ファンを獲得するにあたり、入門編としてMVは大事な役割を持つ。

その大事な二つ目のMVをメンバーひとりにフィーチャーした『伊達サンバ』にしたのは、果たして正解だったのだろうか?

プロフィール

いぎなり東北産は2015年結成、スターダストプロモーション所属のアイドルグループ。

メンバーは

  1. 橘 花怜
  2. 律月 ひかる
  3. 北美 梨寧
  4. 安杜 羽加
  5. 吉瀬 真珠
  6. 桜 ひなの
  7. 藤谷 美海
  8. 伊達 花彩
  9. 葉月 結菜

の9人からなり、グループ名にもある通り東北を中心に活動する「ご当地アイドル」でもある。

未だ正式なデビューはしておらず(*2020年4月現在)、レッスン生グループ扱いではあるが、すでにオリジナル曲を多数持ちライブでのパフォーマンスや独特なプロデュースはアイドル界隈でも一目置かれている。

コロナウイルス対策として握手会をマジックハンドで行ったり(2月23日に行われた)、東北楽天ゴールデンイーグルスのチャンステーマで応援してくれる姿を動画撮影する会など、特典会もかなり風変わり。

そんないぎなり東北産が新たに公開したMVが『伊達サンバ』だ。

クセになる映像・楽曲

いぎなり東北産『伊達サンバ』MV
いぎなり東北産『伊達サンバ』MV

『伊達サンバ』のタイトル通りカーニバル感全開。

四つ打ちのダンスビートでノリノリにさせるアゲ曲だ。

しかも、サビに入るとテンポが上がりさらに加速し曲を盛り上げるのには度肝を抜かれた。

そんな楽曲に合わせた映像はかなり異質だ。

ゼッケン衣装に身を包むメンバーの素材をふんだんに使い、合成でカラフルな世界観を展開させている。

最初「なんか悪い夢でも見てるのか?」とも思ったが、その濃い世界観の絶妙のダサさがなぜか何度も観たくなる。

まさに楽曲と映像、その両方がクセになるMVだ。


ただしMV自体は正解だとしても、選曲には未だに疑問が残る。

先ほども書いたが、MVは入門編としての効果を持つ。

その曲にメンバーの伊達花彩にフィーチャーした楽曲を選ぶのはやりすぎではないか?とも思った。

しかし、この曲をしっかりと聴くと「なぜこの曲を選んだのか?」の意図が見えてきた。

いぎなり東北産が『伊達サンバ』をMVに選んだのは間違いなく正解だと思う。

メッセージソング

一見、この『伊達サンバ』は単なるノリノリの曲調ばかりに注目してしまう。

しかし、この曲の本当に注目すべき点はノリノリのメロディ、ではなく歌詞にある。


この曲でフィーチャーされている伊達花彩はいぎなり東北産の初アルバム「東北インバウンド」の発売日にいぎなり東北産としての活動を一時休止することを発表した。

個人の活動が少し忙しくなるための決断だという。

この『伊達サンバ』はそんな少しの間いぎなり東北産を離れる伊達花彩に対するメッセージが込められている。

どんなときも
一人じゃない
どこまでも共に行こう

一番のAメロにこういう歌詞がある。

いぎなり東北産の絆を感じさせる歌詞だ。

ここは安杜 羽加、葉月 結菜、吉瀬 真珠の順でパートが当てられている。

出会うことがなければ
きっと空っぽだった
お前がいるから立ち上がる
僕は 何度も

一番Bメロの橘 花怜のパートの歌詞だ。

これまで切磋琢磨してきた仲間だからこそのメッセージ。

それによって歌詞に気持ちが乗り、強みであるパワフルな歌声が発揮されている。

三陸の地に生まれた
アイデンティティほとばしる
例え遠く離れても
魂は みちのく

二番Aメロ、桜 ひなのパート。

「いぎなり東北産が帰ってくる場所」というメッセージが込められている。

それに続いて

同じ夢を
胸に抱いて
どこまでも共に行こう

いぎなり東北産のこれからが表れている。

ここは北美 梨寧、藤谷 美海、律月 ひかるの順にパートが当てられている。


メンバーからの伊達花彩へのメッセージ。

曲調とは裏腹に作詞からパート割りまで実は深く考え込まれた構成になっている。

それに対しての伊達花彩からのアンサーが落ちサビに込められている。

Shake up Dreamer あの日 あの場所から
お前のため走ってきた my way
交わした約束忘れないよ
何があろうと I’ll be back there

レコーディング当日に変更されたという歌詞。

決してネガティブな活動休止ではなくポジティブな活動休止であることを意味している。

I’ll be back there=「必ずここに戻ってくる」

メンバーに対するアンサー、そしてファンのみんなに対する決意のメッセージだ。

いぎなり東北産の”これから”

始めは『伊達サンバ』のMVを作ることには疑問を持っていた。

しかし、この曲にはいぎなり東北産の全てが詰まっている。

いぎなり東北産がこれまで歩んできた道のり、絆、これから歩む道。

その全てが標されている。

なぜこの曲がアルバムのリード曲なのか、メンバーひとりにフィーチャーした曲『伊達サンバ』のMVを作ったのかが分かった。

いぎなり東北産を伝えるのに、これ以上に適した曲はないからだ。


だからといって、

メガ花彩 メガ花彩

ギガ花彩 ギガ花彩

テラ花彩 テラ花彩

だって花彩 伊達花彩

はさすがにやりすぎだと思う笑

これからのいぎなり東北産、伊達花彩の活動が楽しみだ。

(文:つちへん)

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